「依田恭司郎 作品展 Part.001」のお知らせ
岩井澤健治の挑戦。それは初の自主制作長編アニメ映画
岩井澤健治(げってん映画計画のメンバー)は、この4年間、時間のほとんどを自主制作長編アニメ映画「音楽」の制作に充ててきた。彼が以前に取り組んだ短編映画用のアニメーション制作にヒントを得て、「ロトスコープ」という手法で約70分の長編アニメーションに取り組むことを決定し、コツコツと作業を進めていたのだ。立ち上がり時には仕事仲間であるプロデューサーからの出資を得て、また、文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業による資金提供を受けながらも決して充分ではない制作資金(Tシャツを中心としたグッズの収益や、彼自身の持ち出しも含む)でなんとか制作継続してきた。
監督:岩井澤健治インタビュー
原作者:大橋裕之 x 監督:岩井澤健治 対談
素材用撮影 2016/07/10
素材用撮影 2016/07/10
素材用撮影 2016/07/10
原作は大橋裕之氏が描くロック奇譚「音楽と漫画」
・「そこらへんのロックフェスなんかより、よっぽどロック! 高度に計算されているはずなのに、敷居だけはとことん低い感じが大好きです」
BOSE(スチャダラパー)
・「へロッとした線で平気でフトコロにジャブをかましてくる大橋さんの漫画がちょっと、いや、けっこうにくたらしいです」
渡辺ペコ(漫画家)
・「砂嵐が通った、その後のような劇的な面白さです」
トクマルシューゴ(ミュージシャン)
・「最低限の線に込められたいいかげんと『これしかない』が同居する、まさに『漫画』でしか表現しえないおはなし!」
松江哲明(ドキュメンタリー作家)
「チームげってん」が、岩井澤の"げってん"をサポート!
岩井澤健治も所属している「げってん映画制作」チームの始まりは、総合プロデューサー迫田の「げってん」である... ちなみに「げってん」とは、彼の生まれ故郷の北九州の炭坑町の方言で「頑固なふるまい」「きかんぼう」「癇癪をおこす」の意味...アートに対して、またアーティストに対して、徹底的に「純=ピュア」である事を厳しく求める迫田の、表現者への厳しさと愛情が、強い焼酎が引き金となったのかマグマのように吹き出したのだ。「本当に面白い映画をつくろうぜ」。酔っぱらいの戯言か…しかし、なんとみんなが本気で乗って来たのだ。そして「げってん映画制作」チームが出来た。
みんなが試行錯誤を始めた中、チームメンバーの岩井澤 健治が、独自に取り組んでいた自主製作長編アニメーション映画「音楽」へのサポート依頼が、2016年3月に迫田プロデューサーに届く。「岩井澤の全面サポートをチームげってんとして取り組もう!」迫田の言葉にチーム全員が同意。ラストスパートへ向けて協力していくことが決まったのである